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[12/10/05] ヤリを持ってマンモスを追いかけます

2012年10月05日 17:44

久しぶりの読書録です。

今回は 『100,000年後の安全』 著/マイケル・マドセン です。
同名のドキュメンタリー映画作品を書籍化したものです。

映画公式HP 『100,000年後の安全』

前期に受けた授業で教授が紹介していたのをきっかけに、観てみたいと思っていたのですが、先日たまたま図書館で調べものをしている際に検索に引っ掛かって、借りることが出来ました。
100ページちょっとで、写真が多いので非常に読みやすく、またわかりやすい解説でした。


内容はというと、




タイトルでも想像がつくかもしれませんが、原子力発電によって生じる放射性廃棄物についてです。

高レベルの放射性廃棄物の最終処分場として、世界で初めて建設される、フィンランドの「オンカロ」という施設が取り上げられています。
地下およそ500mまで掘って作られる処分場の耐用年数は、100,000万年。
高レベル放射性廃棄物が生物に対して無害になるまでにかかる時間も、100,000万年。
「オンカロ」にはフィンランド中の高レベル放射性廃棄物を集め、1世紀後にはコンクリートで蓋をして永遠に密封するのだとか。

しかし、遠い未来に「オンカロ」の存在を知らずに掘り起こす人が出てくるのでは?という話に。
彼らは地中にあるそれらを財宝だと思うかもしれない。
恐らく現代の文明がなくなり、言葉も通じないであろう彼らにどのようにして、危険性を伝えることが出来るのか?

そもそも、好奇心の塊である人間に対しての警告が、逆に仇になるのでは?



フィンランドでは現在、「オンカロ」という存在を忘れ去り、後世にまで伝えないようにするべきであるかどうかということが、真剣に議論されているのだとか。


ページ数と読み易さの割に、内容はとても興味深いものでした。
それから、所々に原子力発電についてや、それによって生じる放射性廃棄物についての解説があり、あまり知識を持っていない僕には非常にありがたかったです。

映画の方も是非観ようと思います。



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